2021年11月24日
「山里へおいでよ ~限界集落 移住促進プロジェクト~」 今、全国的に移住が注目されている。ことし4月、県も都内に移住相談センターを開設、若者を中心に窓口は盛況だ。 静岡市葵区、藁科川上流の山間にある大川地区では何百年も受け継がれてきた歴史や文化を未来に残そうと地域をあげて子育て世代の移住促進に力を入れている。9月には初めての田舎暮らし体験ツアーを開催。地域の理解を得ながら、少しずつ活動が広がる一方で、受け入れ態勢に課題も… 人口減少や高齢化が進む限界集落は守られるのか。大川地区の人々を通して移住の苦悩や現実を伝えたい。
2015年11月18日
「海の向こうでつなぐ命~進まない子どもの臓器移植~」 富士市の吉岡奈緒ちゃん(取材当時6才)は、「拡張型心筋症」という重い心臓病を患いました。 助かる道は心臓移植。 医師の勧めもあってアメリカで手術を受けました。 日本では、5年前に改正臓器移植法が施行され、家族の承諾で15歳未満の子どもの脳死移植が可能となりました。 しかし、これまで7例にとどまり、奈緒ちゃんのように寄付をつのって海外で移植手術を受ける子どもが後を絶ちません。 番組では、奈緒ちゃんと家族への密着取材を通して、日本の現実を伝えるとともに、子どもの臓器移植が抱える課題に迫ります。
2015年09月08日
「私の戦後70年 ~今、何を想うのか~」 ことしで戦後70年。 戦地に赴いた人、空襲を経験した人、大事な人を亡くした人、体の一部を失った人…当時を生き抜いた人たちにはそれぞれの戦争体験がある。しかし、そんな人たちが人生を全うし、年々減りつつあるのは避けては通れない現実だ。 こうした中、集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案をめぐる国会審議が戦争体験者の心を揺さぶっている。中には「戦争に突っ込んでいったあの頃にそっくり」と話す戦争体験者も。 番組では、戦争を体験した人たちの貴重な証言を集める最後の機会と位置付けるとともに、国会で審議されている安保関連法案をめぐる県内の動きを追う。
2015年08月05日
「Jリーガーを選んだ東大生 ~藤枝MYFCに夢を託して~」 今シーズン、J3・藤枝MYFCに入団した添田隆司選手。 史上2人目の東京大学出身Jリーガーだ。 東大サッカー部では主将を務め、卒業後は大手商社へ内定していた添田選手に、去年12月、藤枝MYFCから選手兼スタッフとして獲得のオファーが届いた。 悩んだ末に選んだのはMYFC。 2月から午前中は練習、午後から仕事という新生活をスタートさせた。 MYFCの契約社員として手取り月十数万円、サッカー面の待遇はアマチュア契約のため、どれだけ活躍しても報酬なしという厳しい条件だ。 平均年俸約2000万円のJ1と比べ、去年スタートしたばかりのJ3はサッカーだけで食べていける選手は数少ない。 J3の「今」を伝えながら、夢をかなえる決断を下した添田選手に密着。 Jリーグデビューまでを追いかける。
2015年05月21日
「いま、なぜ熱海 ~湯の町が迎えた新時代~」 約50年前、「東京の奥座敷」として栄えた熱海。 街は夜遅くまで観光客で溢れ、新婚旅行や社員旅行など、年間500万人を超える宿泊客が押し寄せていた。 しかし、バブル崩壊を境に客足は減り続け、いつしか「寂れた温泉街」そんなイメージさえ染み付いていた。 そんな熱海にいま、再ブームが訪れている?! 旅館は予約でいっぱい、街には多くの若者の姿があった! その背景には、ロケ地としてメディアへの露出を増やした“仕掛け人”の姿が! レトロな喫茶店、埋もれた“意外な”魅力が掘り起こされる! そして、市民たちの熱い願いがあった…! 番組では、観光復活の兆しが見える熱海のいまとその背景を追った。
2015年03月16日
「人の声に近づけたい ~ボカロが創る新世界~」 「ボーカロイド」(略称・ボカロ)は、音符と歌詞を入力するだけで歌声に変換するというコンピュータソフト。 人の声と見分けがつかないばかりか、「こぶしをまわす」というような表現もできる高性能ソフトである。 若い世代に身近な創作文化を生み出したボカロは、ヤマハの剣持秀紀氏によって開発された。 現在、ボカロは、技術の進化とともに様々な分野で活用され始めている。 番組では、最新の「ボーカロイド4」が発表されるまで、その開発の裏側を追いかけながら、ボカロの今と、その魅力に気付いた人々が生み出していく新しい世界を伝える。
2015年01月16日
「検証 都市型水害 住民の命は誰が守るのか」 最近「ゲリラ型」と呼ばれる短時間に猛烈な雨が降ることが多くなった。このため、河川による外水被害とは別に、川に流入する前の水路などから下水処理能力を超えた水があふれる内水被害がみられるようになってきた。 10月、台風18号で特に大きな浸水被害を受けたのは静岡市清水区鳥坂地区だった。 ここは1974年の七夕豪雨で巴川が氾濫し、浸水被害を受けた場所だった。その後、放水路が整備されるなど、洪水対策がとられていたはずだった。 ところが、今回は巴川が決壊していないにもかかわらず、大きな被害を受けた。時間雨量60ミリを超える猛烈な雨により、排水機能が果たされなかったのだ。 番組ではこれを新たな課題として浮かび上がってきた都市型の水害と位置付けて検証する。一方で、静岡市から避難勧告が出されたのが遅かったという問題点も浮き彫りになった。出す側の立場、受け取る側の立場から避難情報の伝達についても検証する。
2014年11月14日
「静岡×ルワンダ 希望のバスケット ~母親たちを結ぶビジネス~」 静岡市の輸入雑貨店「ルイズビィ」には、1万2000キロ離れたアフリカ・ルワンダから大きな荷物が届く。 「ルイズビィ」の代表・小澤里恵さんが取引をしているのは、ルワンダで最も生活に困窮する人が作る色鮮やかなバスケットや小物入れだ。 言葉も文化も違う中、「ボランティア」ではなく、「ビジネス」で支えようとする小澤さんの行動は、ルワンダの女性に希望を与えていた。 取引を始めて5年。この夏、ルワンダを訪ねると貧しかった女性たちの生活に変化が現れ始めていた。 バスケットを通じて繋がった女性たちの姿を追う。
2014年09月18日
「南アルプスと生きる ~保全と活用 山あり谷あり~」 静岡・山梨・長野にまたがり、3つの山系からなる「南アルプス」が、2014年6月にユネスコエコパークに登録された。 多種多様な自然と、その恩恵を受けて育まれた文化が認められたことで、観光資源として期待される一方、少子高齢化が進む地域でその文化を継承しなければならない責任は重くのしかかる。 また、自然にも異変が生じ対策が求められている。 標高2,300メートルを超える高山帯では、シカによる高山植物の食害が進み、人々が生活する静岡市葵区井川では、伝統工芸「井川メンパ」の職人が途絶える危機に面しているなど、“ありのまま”にはしておけないのが現実だ。 登録を機に地域資源を維持し活かそうと動き始めた人々の取り組みや想いに迫る。
2014年08月20日
「富士山への宿題 ~世界遺産登録から1年の現状~」 日本中が歓喜に沸いた富士山の世界文化遺産登録から6月22日で1年。 夏山シーズンには世界中から登山客が訪れ、麓の構成資産には観光客が殺到するなど祝賀ムードに沸いた1年となった。 一方、登録と同時にユネスコからは「保全状況を報告せよ」という大きな宿題が課された。 三保松原では殺到する観光客によって松に悪影響が。 富士山本体では夏山に31万人もの登山客が訪れ遭難事故が多発。 また構成資産の村山浅間神社ではガイドの体制が整わず観光客は世界遺産になった神社の価値を理解をせずに帰る姿が多くみられた。 2016年2月までに報告を求められているその「宿題」の現状を、それぞれの構成資産と地元の住民の1年間から検証する。
2014年06月19日
<< 次の投稿へ | 前の投稿へ >>
放送は終了しました 2015年11月26日(木)放送分
「山里へおいでよ ~限界集落 移住促進プロジェクト~」
今、全国的に移住が注目されている。ことし4月、県も都内に移住相談センターを開設、若者を中心に窓口は盛況だ。
静岡市葵区、藁科川上流の山間にある大川地区では何百年も受け継がれてきた歴史や文化を未来に残そうと地域をあげて子育て世代の移住促進に力を入れている。9月には初めての田舎暮らし体験ツアーを開催。地域の理解を得ながら、少しずつ活動が広がる一方で、受け入れ態勢に課題も…
人口減少や高齢化が進む限界集落は守られるのか。大川地区の人々を通して移住の苦悩や現実を伝えたい。
2015年11月18日
放送は終了しました 2015年9月17日(木)放送分
「海の向こうでつなぐ命~進まない子どもの臓器移植~」
富士市の吉岡奈緒ちゃん(取材当時6才)は、「拡張型心筋症」という重い心臓病を患いました。
助かる道は心臓移植。
医師の勧めもあってアメリカで手術を受けました。
日本では、5年前に改正臓器移植法が施行され、家族の承諾で15歳未満の子どもの脳死移植が可能となりました。
しかし、これまで7例にとどまり、奈緒ちゃんのように寄付をつのって海外で移植手術を受ける子どもが後を絶ちません。
番組では、奈緒ちゃんと家族への密着取材を通して、日本の現実を伝えるとともに、子どもの臓器移植が抱える課題に迫ります。
2015年09月08日
放送は終了しました 2015年8月13日(木)放送分
「私の戦後70年 ~今、何を想うのか~」
ことしで戦後70年。
戦地に赴いた人、空襲を経験した人、大事な人を亡くした人、体の一部を失った人…当時を生き抜いた人たちにはそれぞれの戦争体験がある。しかし、そんな人たちが人生を全うし、年々減りつつあるのは避けては通れない現実だ。
こうした中、集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案をめぐる国会審議が戦争体験者の心を揺さぶっている。中には「戦争に突っ込んでいったあの頃にそっくり」と話す戦争体験者も。
番組では、戦争を体験した人たちの貴重な証言を集める最後の機会と位置付けるとともに、国会で審議されている安保関連法案をめぐる県内の動きを追う。
2015年08月05日
放送は終了しました 2015年5月28日(木)放送分
「Jリーガーを選んだ東大生 ~藤枝MYFCに夢を託して~」
今シーズン、J3・藤枝MYFCに入団した添田隆司選手。
史上2人目の東京大学出身Jリーガーだ。
東大サッカー部では主将を務め、卒業後は大手商社へ内定していた添田選手に、去年12月、藤枝MYFCから選手兼スタッフとして獲得のオファーが届いた。
悩んだ末に選んだのはMYFC。
2月から午前中は練習、午後から仕事という新生活をスタートさせた。
MYFCの契約社員として手取り月十数万円、サッカー面の待遇はアマチュア契約のため、どれだけ活躍しても報酬なしという厳しい条件だ。
平均年俸約2000万円のJ1と比べ、去年スタートしたばかりのJ3はサッカーだけで食べていける選手は数少ない。
J3の「今」を伝えながら、夢をかなえる決断を下した添田選手に密着。
Jリーグデビューまでを追いかける。
2015年05月21日
放送は終了しました 2015年3月19日(木)放送分
「いま、なぜ熱海 ~湯の町が迎えた新時代~」
約50年前、「東京の奥座敷」として栄えた熱海。
街は夜遅くまで観光客で溢れ、新婚旅行や社員旅行など、年間500万人を超える宿泊客が押し寄せていた。
しかし、バブル崩壊を境に客足は減り続け、いつしか「寂れた温泉街」そんなイメージさえ染み付いていた。
そんな熱海にいま、再ブームが訪れている?!
旅館は予約でいっぱい、街には多くの若者の姿があった!
その背景には、ロケ地としてメディアへの露出を増やした“仕掛け人”の姿が!
レトロな喫茶店、埋もれた“意外な”魅力が掘り起こされる!
そして、市民たちの熱い願いがあった…!
番組では、観光復活の兆しが見える熱海のいまとその背景を追った。
2015年03月16日
放送は終了しました 2015年1月29日(木)放送分
「人の声に近づけたい ~ボカロが創る新世界~」
「ボーカロイド」(略称・ボカロ)は、音符と歌詞を入力するだけで歌声に変換するというコンピュータソフト。
人の声と見分けがつかないばかりか、「こぶしをまわす」というような表現もできる高性能ソフトである。
若い世代に身近な創作文化を生み出したボカロは、ヤマハの剣持秀紀氏によって開発された。
現在、ボカロは、技術の進化とともに様々な分野で活用され始めている。
番組では、最新の「ボーカロイド4」が発表されるまで、その開発の裏側を追いかけながら、ボカロの今と、その魅力に気付いた人々が生み出していく新しい世界を伝える。
2015年01月16日
放送は終了しました 2014年11月20日(木)放送分
「検証 都市型水害 住民の命は誰が守るのか」
最近「ゲリラ型」と呼ばれる短時間に猛烈な雨が降ることが多くなった。このため、河川による外水被害とは別に、川に流入する前の水路などから下水処理能力を超えた水があふれる内水被害がみられるようになってきた。
10月、台風18号で特に大きな浸水被害を受けたのは静岡市清水区鳥坂地区だった。
ここは1974年の七夕豪雨で巴川が氾濫し、浸水被害を受けた場所だった。その後、放水路が整備されるなど、洪水対策がとられていたはずだった。
ところが、今回は巴川が決壊していないにもかかわらず、大きな被害を受けた。時間雨量60ミリを超える猛烈な雨により、排水機能が果たされなかったのだ。
番組ではこれを新たな課題として浮かび上がってきた都市型の水害と位置付けて検証する。一方で、静岡市から避難勧告が出されたのが遅かったという問題点も浮き彫りになった。出す側の立場、受け取る側の立場から避難情報の伝達についても検証する。
2014年11月14日
放送は終了しました 2014年9月25日(木)放送分
「静岡×ルワンダ 希望のバスケット ~母親たちを結ぶビジネス~」
静岡市の輸入雑貨店「ルイズビィ」には、1万2000キロ離れたアフリカ・ルワンダから大きな荷物が届く。
「ルイズビィ」の代表・小澤里恵さんが取引をしているのは、ルワンダで最も生活に困窮する人が作る色鮮やかなバスケットや小物入れだ。
言葉も文化も違う中、「ボランティア」ではなく、「ビジネス」で支えようとする小澤さんの行動は、ルワンダの女性に希望を与えていた。
取引を始めて5年。この夏、ルワンダを訪ねると貧しかった女性たちの生活に変化が現れ始めていた。
バスケットを通じて繋がった女性たちの姿を追う。
2014年09月18日
放送は終了しました 2014年8月28日 (木)放送分
「南アルプスと生きる ~保全と活用 山あり谷あり~」
静岡・山梨・長野にまたがり、3つの山系からなる「南アルプス」が、2014年6月にユネスコエコパークに登録された。
多種多様な自然と、その恩恵を受けて育まれた文化が認められたことで、観光資源として期待される一方、少子高齢化が進む地域でその文化を継承しなければならない責任は重くのしかかる。
また、自然にも異変が生じ対策が求められている。
標高2,300メートルを超える高山帯では、シカによる高山植物の食害が進み、人々が生活する静岡市葵区井川では、伝統工芸「井川メンパ」の職人が途絶える危機に面しているなど、“ありのまま”にはしておけないのが現実だ。
登録を機に地域資源を維持し活かそうと動き始めた人々の取り組みや想いに迫る。
2014年08月20日
放送は終了しました 2014年6月26日(木)放送分
「富士山への宿題 ~世界遺産登録から1年の現状~」
日本中が歓喜に沸いた富士山の世界文化遺産登録から6月22日で1年。
夏山シーズンには世界中から登山客が訪れ、麓の構成資産には観光客が殺到するなど祝賀ムードに沸いた1年となった。
一方、登録と同時にユネスコからは「保全状況を報告せよ」という大きな宿題が課された。
三保松原では殺到する観光客によって松に悪影響が。
富士山本体では夏山に31万人もの登山客が訪れ遭難事故が多発。
また構成資産の村山浅間神社ではガイドの体制が整わず観光客は世界遺産になった神社の価値を理解をせずに帰る姿が多くみられた。
2016年2月までに報告を求められているその「宿題」の現状を、それぞれの構成資産と地元の住民の1年間から検証する。
2014年06月19日
<< 次の投稿へ | 前の投稿へ >>