【静岡市長選】市外転出者が市長選に投票 受付時に警告表示 担当者間で引き継がれずミスにつながる

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静岡 2023.04.02 12:05

静岡市は4月1日、本来であれば静岡市長選挙に投票することができない市外への転出者に、誤って期日前投票をさせたと発表した。

清水区選挙管理委員会によると、1日午前8時30分ごろ、清水区役所の期日前投票所で、静岡市外に転出した人が市長選挙と県議会議員選挙の投票を行った。投票した人は、投票までに市外に転出したため、市長選挙への投票はできないが、転出先が県内のため、県議会議員選挙への投票はできることになっている。

投票の約1時間後、期日前投票システムの投票者数と投票用紙の使用枚数を照合した際に、誤りが判明した。

会場の受付で入場券のバーコードを読み取った際、担当者のパソコンの画面上に警告メッセージが表示されたが、決められた手順通り、担当者から投票事務主任者に報告されていなかったという。

市長選挙への投票は本来ならば投票は無効だが、既に投票箱へ投函されているため、問題の投票用紙を特定することが難しいことから、有効な票として扱う予定だという。