大躍進の高校サッカー!
夏のインターハイで、静岡学園高校と藤枝順心高校が日本一に輝きました。藤枝順心は2年ぶり4回目、静岡学園は初優勝。男女アベック優勝は2019年度の高校サッカー選手権以来の快挙で、まさに「サッカー王国静岡」の強さを示しました。
静岡学園は決勝で大阪府の近畿大学附属高校と対戦。初めて決勝まで勝ち上がった近大附属の統率された守備と、武器であるロングスローを中心とした攻撃に静岡学園は苦しみます。1-1と拮抗した展開のなか迎えた後半アディショナルタイムに、静岡学園がコーナーキックから勝ち越しゴール。主軸4人を欠く苦しいチーム状況でしたが、磨き続けた足元の技術で局面を打開し、全国制覇を成し遂げたのです。
静岡学園が夏のインターハイで最後に決勝を戦ったのは2011年のこと。当時は長谷川竜也選手(現・北海道コンサドーレ札幌)や伊東幸敏さん(元・鹿島アントラーズ)など名だたる選手が揃う世代でしたが、この二人を含め主力がケガで欠場。決勝は桐蔭学園に2-1で競り負け、あと一歩のところで日本一を逃した世代でした。あれから15年の時を経て戦った今夏のインターハイ。怪我人が続出する中、出場する選手それぞれ違った持ち味を出してつかんだ優勝。今大会は、静岡学園がテクニックの大切さを全国に証明した価値ある舞台になったと感じます。
さて、高校生に負けず静岡サッカーを引っぱりたいのが県勢のJクラブ。シーズン移行にともない大きな転換期を迎える26/27シーズンが今週末開幕します。私は8日(土)に行われる藤枝MYFCの開幕戦を、公式映像で実況させていただきます。
新加入選手が多く加わったMYFC。このプレシーズンは“競争と共存”をテーマにチーム力を高めてきました。「仕上がりは好調」と自信をのぞかせる槙野智章監督率いるMYFCは、ホームにJ2・J3百年構想リーグ王者のベガルタ仙台を迎えます。「監督含め選手のクオリティはJ2トップ」と槙野監督も警戒心を高めるほどの強敵ですが、強度を増したMYFCがどんな戦いを見せるのか楽しみです。


須藤 駿介