週末は県勢4チームの試合が行われました。
清水・磐田サポーターの皆さんはアウェー遠征、そして藤枝・沼津サポーターの皆さんはホームでの観戦を楽しまれたのではないでしょうか。
私は公式映像のインタビュアーとして藤枝の試合を現地で観戦しました。試合3日前に行われた練習の取材にも行かせていただいたので、そこでお聞きしたこともコラムに反映できればと思います!
まず札幌戦に向けて取材をするにあたって注目させていただいたのは、シマブク・カズヨシ選手、川上エドオジョン智慧選手の『両ウイングバック』です。攻守における豊富な運動量で藤枝を支える2人。「互いに助けられていることや要求していること」について聞くと、川上選手はシマブク選手に対して『シマブクが仕掛けてくれて、時間を作ってくれるから、自分が空いたスペースで前に行けることが多い。凄く感謝している』と話し、川上選手はシマブク選手に対して『川上が攻撃で起点になってくれて、時間を作ってくれるからあとは任せた!という想いで毎回みている』と教えてくださりました。そんな厚い信頼を寄せあう2人。札幌戦については「攻撃面では自分達が押し込んで、攻撃させないようにして守備面ではしっかりついて行きたい」と話してくださいました。
そして迎えた札幌戦。前半戦をリーグ2連勝といういい流れで折り返し、好調を維持したいところでしたが、試合開始序盤に個の能力の高さが光る札幌の高い圧力や自陣でのビルドアップのミスが絡み失点し、後半開始早々には追加点を許す苦しい展開に。しかし後半44分には、高卒2年目・芹生海翔選手がPKを獲得し、そのPKを冷静に沈め嬉しい今季初ゴールとなりました。試合の結果こそはリーグ4戦ぶりの黒星となりましたが、芹生選手の得点や川上選手やシマブク選手の献身的なプレーなど若手の躍動が見られた試合となりました。次節もホームでの試合となるので、またここから切り替えて後半戦『勝ち点』を積み上げてくれることを期待しています!!


岩本 美蘭