【独自】 ”DV被害者リスト”漏えい 閲覧制限付きの市民66人分の住所や名前など 回収まで丸1日以上… 市の対応の遅さに憤りも 【浜松市】

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静岡 2022.08.05 19:45

7月、浜松市がDV被害などから個人情報の閲覧制限をかけている市民66人分の住所や名前などの個人情報が記載されたリストを、第三者に誤って送っていたことがわかった。

そのリストが浜松市から送られてきた女性。

女性によると7月20日ごろ、国民健康保険に関する郵便物が浜松市から届き、8月4日、封筒を開けたところ、DV被害などで住所の閲覧制限をかけている66人分の住所や名前、国民健康保険の番号が記載されたリストが入っていたという。

こちらの女性も家族がDV被害を受けたことから、個人情報の閲覧制限をかけているという。

(リストを送られた女性)
「私の物(情報)も、親の物もありましたし、私の娘の物も入っていた。私や親は大人なので、(相手が来ても)どうにかなるが、小学生の娘を抱えている親としては、娘の名前や住所が世間にさらされる可能性を考えると、怖いなというのはありました」

リストを見た女性は驚き、すぐに浜松市へ連絡したという。しかし…。

(リストを送られた女性)
「リストが入っていますとお伝えしたら、『そんなことあるんですか?えっ』ていう感じだった。リストに載っている人の中には浜松市内で逃げないといけない、隠れないといけないという人がいると思う。そういう人の気持ちを考えると同じ措置(閲覧制限)をとっている者として胸が痛い。自分も怖いですし。他人にもし(情報が)いっていたらと思うと、また引っ越しをしなきゃいけないのかと」

女性は浜松市に4日午後2時に連絡したが、回収にきたのは5日午後3時半過ぎ。回収までに丸一日以上かかったため、女性は絶対に外部に漏れてはいけない情報が第三者に誤ってわたっているにも関わらず、市の対応が遅い点に強い憤りを感じたという。

一方、浜松市は取材に対し、誤って送付したことを認めた上で、区役所の長寿保険課が送付チェックリストとして使っていたものを誤って入れてしまった可能性が高いと説明している。

(リストを送られた女性)
「(DV)被害があるからそういう措置をとっているわけで、一般的な個人情報が流れるのとはわけが違う。こういったリストをなぜ印刷しないといけなかったのか。コンピューターだけの管理にしてもらうとか改善策を求めたい」

浜松市は漏えいの事実関係を詳しく調査した上で、今後、経緯や再発防止策などを公表すると話している。