土石流発生20日目 4連休初日の熱海にぎわう

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静岡 2021.07.22 19:47

(岩﨑記者)
「土石流の発生から20日目。厳しい暑さの中、現場では重機を使った捜索活動が行われています。」

7月22日、現場では朝から約1300人態勢で、重機を使いながら土砂やがれきの搬出や、行方不明者の捜索が進められた。

熱海市によると22日の捜索では新たに見つかった人はいない。
土石流による死者は19人、行方不明者は8人となっている。

4連休初日、熱海駅前には多くの観光客の姿が見られた。
商店街にはにぎわいが戻ってきている様子。

(浜松から来た観光客)
「来る予定もあったので支援もかねて来た。」
「観光に来て少しでも支援の手助けになったらいいと思います。」「大変だろうけど頑張ってほしい。」

土石流の発生直後は人通りが少なくなり、宿泊施設や飲食店などに苦悩の一面が見えた。
しかし4連休を迎え、徐々に回復の兆しが見えてきたという。

(干物店の店員)
「21日は店にもやっているかという問い合わせの電話があった。電車で来たスタッフも混んでいたと言っていた。少しは期待できるかと思っている。(にぎわっていたころに)近いと思います。人出はそれなりにあると思います。」

また海水浴場の開設を見送った熱海サンビーチには多くの人の姿が見られた。

熱海市は土石流の影響で海中に流木などがある可能性もあるので、
気を付けてほしいと呼び掛けている。

一方、土石流発生翌日の7月4日から20日まで、約500人の避難者を受け入れていた「熱海ニューフジヤホテル」を訪れてみると、ロビーの中央には「ニューフジヤの皆さん、ありがとうございます」と書かれた寄せ書きが。

これはホテルに感謝の思いを伝えるため、避難者たちが残していったものだという。

(柳賢治支配人)
「バイキング会場前のスペースを使いたいと問い合わせがあった。(ホテルに)寄せ書きをみんなで書きたいと言われ、うれしい思いで受け入れた。」

寄せ書きには「この御恩は一生忘れません」や「本当に感謝です。普通だったらこんな避難生活ありえません。」などのメッセージが。

(柳賢治支配人)
「感謝の思いを言葉だけでなく形として残してもらって、ホテル側の冥利に尽きる。役に立ちたいという思いだけだったが、こちらも報われた気持ち。」