週末に行われた県勢Jリーグ。まずは27日(土)の試合から振り返ります。3連覇がかかるJ1神戸とアウェーで対戦したエスパルス。スタメンでは初のシャドーコンビとなったMF乾貴士選手と小塚和季選手は攻撃のアクセントとして躍動しました。二人の息の合ったコンビネーションでリズムを作る中、小塚選手の加入後初ゴールもあり先制!しかし高い戦力を誇る神戸が終盤にかけてボールを支配。試合終了間際のアディショナルタイムに逆転を許し、勝ち点を掴めませんでした。
前節MYFCとの県勢直接対決で初の黒星を喫したジュビロ。J1復帰という意味で勝ち点を取りこぼすことが許されない中、昇格を争う強豪大宮をヤマハスタジアムに迎えました。DFヤン・ファンデンベルフの来日初ゴールにMFグスタボ・シルバの2戦連発の得点で早々2点をリード。しかしこの勢いを継続する事が出来ず立て続けに4失点。最後1点を返しますが反撃もここまで。2連敗で勝ち点を積み上げる事は出来ませんでした。最大の目標J1復帰に向けジュビロは真価が問われます。
J3アスルクラロは新指揮官、鈴木秀人監督のもと再出発。初陣の奈良とのゲームでは9試合ぶりの勝利を収め復活の狼煙をあげました。連勝がかかった今節はホームに岐阜を迎え相手を上回る16本のシュートを放ち攻撃力を存分に発揮。しかし牙城を崩すことが出来ず1-2の黒星。J3残留へ後の無いアスルクラロはこの状況を打破できるでしょうか。
そして28日(日)にJ2MYFCはアウェーで首位水戸と対戦。強度高い相手のプレスに苦しみ、先制を許します。テンポよくボールを繋ぎますが、首位クラブの統率された守備陣形を中々崩すことが出来ずさらに失点を重ねるMYFC。見せ場を作ることが出来ず0-2と悔しいゲームに終わりました。
この週末は県勢全敗。昇格、順位、残留争いと各チームそれぞれ置かれた状況で戦う中、Jリーグも終盤で佳境を迎えています。1試合の重みが増す中、プレッシャーに打ち勝ち戦う県勢の勇姿に期待しましょう。


須藤 駿介