開催概要

ユネスコ世界遺産にも登録されている英国王立植物園「キューガーデン」は、18世紀半ばの開園以来、世界の植物学研究をリードし続け、植物標本のほか20万点以上のボタニカルアート(植物画)を収蔵していることでも知られています。

本展は、18~19世紀に描かれたボタニカルアートのほか、キューガーデンの拡張に寄与した国王ジョージ3世の妃シャーロットが愛したウェッジウッドのクイーンズウェアなど約130点の作品を通して、啓蒙思想を背景とした英国における自然科学の発展やキューガーデンの歴史を紐解きます。

科学的視点で描かれた植物たちは、写真誕生以前、貴重な記録であり研究資料のひとつでしたが、植物学の歴史を培うなかで次第に芸術性を見出されるようになりました。観察に基づいた精緻な描写と美しさが融合するボタニカルアートの世界をどうぞお楽しみください。

  • トマス・ハーヴェイ夫人《ローザ・ケンティフォリア(キャベツローズ)とローザ・ガリカ(フレンチローズ)の栽培品種(バラ科)》1800年 水彩、紙 キュー王立植物園
    ©The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

  • シデナム・ティースト・エドワーズ 《ロードデンドロン・ポンティクム(ポンティックシャクナゲ)(ツツジ科)とハナエンジュ(マメ科)》 1812年 水彩、紙 キュー王立植物園
    ©The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

タイトル キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート
会場 静岡市美術館
会期 2021年4月15日(木)~6月6日(日)
休館日 毎週月曜日 ※5月3日(月・祝)は開館、5月6日(木)休館
開館時間 10時~19時(展示室入場は閉館の30分前まで)
ご来館にあたってのお願い
  • 体調のすぐれない場合はご来館をお控えください。

  • ご来館時は必ずマスクをご着用ください。

  • 館内では他のお客様との一定の距離の確保をお願いいたします。
    また、混雑時は展示室のご入場を制限させていただく場合があります。

ご来館の際は、最新の開館状況および注意事項を、静岡市美術館HPまたはお電話にて必ずご確認ください。
詳しくは、こちら→【重要】新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止のためのお願い

主催 静岡市、静岡市美術館 指定管理者(公財)静岡市文化振興財団、Daiichi-TV
後援 静岡市教育委員会、静岡県教育委員会、ブリティッシュ・カウンシル
協力 日本航空
企画協力 株式会社ブレーントラスト

チケット

一般 1,300円
(1,100円)
大学生・高校生・70歳以上 900円
(700円)
中学生以下 無料
  • ( )内は前売および当日に限り20名以上の団体料金
  • 障がい者手帳等をご持参の方および介助者原則1名は無料
  • 70歳以上、学生の方、障がい者手帳等をお持ちの方は、健康保険証・運転免許証など年齢の分かるもの、学生証、障がい者手帳等を入館の際ご提示ください。

チケット取扱所  
4月14日(水)まで前売券を販売

<前売券・当日券>

  • 静岡市美術館
  • ローソンチケット[Lコード:41781]
  • セブンチケット[セブンコード:087-914]
  • チケットぴあ[Pコード:685-535]

<前売券のみ>

  • 谷島屋(パルシェ店、マークイズ静岡店、流通通り店)
  • MARUZEN&ジュンク堂書店新静岡店
  • 大丸松坂屋静岡店友の会

日時指定制(web予約)

静岡市美術館ホームページより日時指定予約ができます。詳細はホームページをご覧ください。

見どころ

キュー王立植物園
Royal Botanic Gardens, Kew

キューガーデンの愛称で親しまれている同園は、ロンドンの南西部テムズ河畔にあり、132ヘクタールにおよぶ庭園を擁する世界を代表する植物園です。園内には3万種以上の植物および約14,000本の樹木が植えられています。1759年にジョージ3世の母親であるオーガスタ皇太子妃によって設立された同園は、その面積を拡張すると共に世界各地から様々な植物を収集してきました。ジョージ3世とその妃シャーロットが愛したキュー・パレスや世界最大の規模を誇る温室テンペレート・ハウスなど、特徴的な建物も見どころのひとつです。

現在のキュー王立植物園は世界的な観光地である一方、植物と菌類における科学の分野で世界をリードしている研究機関でもあります。2003年には、その植物コレクションの多様さが評価されたのみならず、庭園技術の歴史と発展における多大な貢献が認められ、ユネスコ世界遺産の指定を受けました。

Ⅰ. 心華やぐ!ボタニカルアートの世界

科学的視点で描かれたボタニカルアート(植物画)は、写真誕生以前、貴重な記録であり研究資料のひとつでしたが、植物学の歴史を培うなかで次第に芸術性を見出されるようになりました。

本展ではイングランドの国花であるバラをはじめ、チューリップ、ボタン、ランなど多数の植物が登場します。観察に基づいた精緻な描写と美しさが融合するボタニカルアートの世界を存分にお楽しみください。

  • 英国のシンボル―バラ

    トマス・ハーヴェイ夫人《ローザ・ケンティフォリア(キャベツローズ)とローザ・ガリカ(フレンチローズ)の栽培品種(バラ科)》1800年 水彩、紙 キュー王立植物園
    ©The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

  •  

    《モスローズ(バラ科)》1788年 銅版画、手彩色、紙 個人蔵
    Photo Brain Trust Inc.

  • シデナム・ティースト・エドワーズ《チョウマメ(マメ科)》1813年 黒鉛、水彩、紙 キュー王立植物園
    ©The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

  • フレデリック・ポリドール・ノッダー《フランスギク(キク科)》 1794年 銅版画、紙 個人蔵
    Photo Brain Trust Inc.

Ⅱ. 歴史に名を残す植物画家を紹介

分類学の父リンネと親交のあったゲオルク・エーレット(1708-1770)やキューガーデン最初の専属画家フランツ・バウアー(1758-1840)の貴重な水彩原画を紹介。さらに『フローラの神殿』『カーティス・ボタニカル・マガジン』といった出版物など、ボタニカルアートの歴史を語る上で欠かせない作品を紹介しながら、啓蒙思想を背景とした英国における自然科学の発展やキューガーデンの歴史を紐解きます。

  • 分類学の父リンネと親交
    植物画の様式を築いたエーレット

    ゲオルク・ディオニシウス・エーレット《チューリップ属の栽培品種「Bisard Adelaar」(ユリ科)》1740年 水彩、紙 キュー王立植物園
    ©The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew


  • キューガーデン最初の専属画家バウアー

    フランツ・アンドレアス・バウアー《ゴクラクチョウカ (ストレリチア・レギネ) (ゴクラクチョウカ科)》1818年 石版画、手彩色、紙 キュー王立植物園
    ©The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

Ⅲ. シャーロット王妃が愛したウェッジウッド

キューガーデンの拡張に寄与した国王ジョージ3世の妃シャーロットが愛したウェッジウッドのクイーンズウェアのほか、ダービー、ウースター、など王室ゆかりの陶磁器も展示。さらに当時の建築・工芸のデザインの主流であるジョージアン様式の部屋を部分的に再現し、ボタニカルアートを愛した人びとの暮らしぶりも紹介します。

  • ヨハン・ゾファニー《シャーロット王妃の肖像》1772年 メゾチント 個人蔵
    Photo Brain Trust Inc.

  • ウェッジウッド《ポートランドの壺》19世紀(1790年頃完成) ジャスパーウェア(炻器) 個人蔵
    Photo Michael Whiteway

  • ウェッジウッド《蓋付き深皿(クイーンズウェア)》1765-1770年 クリームウェア(陶器)、エナメル彩 個人蔵
    Photo Michael Whiteway

イベント

担当学芸員によるスライドトーク

静岡市美術館の担当学芸員が展覧会の見どころを解説します。

日時 2021年5月1日(土)、5月29日(土)
いずれも14:00~(各回40分程度)
会場 静岡市美術館 多目的室
参加料 無料
定員 各回50名(予定)
申込 事前申込不要、先着順。
  • 今後の状況により、開館・イベントの実施状況は急遽変更となる可能性がございます。ご来館の前に、静岡市美術館ホームページにて、最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

Shizubiシネマアワー vol. 27 「語りかける庭」 

「Shizubiシネマアワー」は美術館ならではのセレクトで、さまざまな映画を上映するシリーズです。
庭や植物に関連した作品を2日間にわたり上映します。

※5/15『フラワーショウ!』、5/16『シェイクスピアの庭』ともに定員に達したため、整理券の配布は終了しました。

日時 2021年5月15日(土)、5月16日(日)
いずれも14:00~(開場13:30)
会場 静岡市美術館 多目的室  
※簡易の映像設備での上映になります。
参加料 各回500円(チケット制)
  • 4月15日(木)より静岡市美術館受付にて整理券を配布します。(定員になり次第、配布終了)
  • 参加料はイベント当日にお支払いください(当日、整理券をご持参ください)。
  • 整理券の番号は入場の順番ではありません。
上映内容
  • 5月15日(土)14:00~(開場13:30)『フラワーショウ!』
  • 5月16日(日)14:00~(開場13:30)『シェイクスピアの庭』
定員 各回50名(予定) 定員に達したため、整理券の配布は終了しました。
企画協力 (株)サールナートホール
  • 今後の状況により、開館・イベントの実施状況は急遽変更となる可能性がございます。ご来館の前に、静岡市美術館ホームページにて、最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

©2014 Crow’s Nest Productions

5月15日(土)14:00~(開場13:30)
『フラワーショウ!』

(ヴィヴィアン・デ・コルシィ監督/2014年/アイルランド/100分)

ガーデニングの世界大会「チェルシー・フラワーショー」を目指すサクセスストーリー!

©2018 TKBC Limited. All Rights Reserved.

5月16日(日)14:00~(開場13:30)
『シェイクスピアの庭』

(ケネス・ブラナー監督/2018年/イギリス/101分)

不朽の名作を生み出した劇作家・詩人シェイクスピア(1564-1616)の知られざる最期の日々

しずびチビッこプログラム(「キューガーデン 英国王室が愛した花々」展)

小さな子ども達のためのアート体験プログラム。
保護者の方は「キューガーデン 英国王室が愛した花々」展をご覧ください。

日時 2021年5月22日(土)
①10:30~12:00 ②14:00~15:30
対象 2歳以上の未就学児 各回8名  ※見学、付添い不可
(応募者多数の場合抽選)
会場 静岡市美術館 ワークショップ室
参加料 子ども1人につき500円 ※保護者は要展覧会観覧
申込

静岡市美術館HP申込フォームまたははがきにてお申込みください。
一件につき4名様まで申込可能。

<はがきでのお申込み方法>
①保護者の氏名
②住所
③電話番号(緊急連絡先)
④子どもとの続柄
⑤子どもの名前・性別・年齢(月齢まで)をそれぞれ人数分
⑥希望時間帯(①10:30~12:00 ②14:00~15:30のいずれか)
をご記入の上、下記までへお送りください。

〒420-0852
静岡市葵区紺屋町17‐1 葵タワー3階 
静岡市美術館

※抽選の如何にかかわらず結果は通知いたします。

締切 2021年5月6日(木)必着
  • 今後の状況により、開館・イベントの実施状況は急遽変更となる可能性がございます。ご来館の前に、静岡市美術館ホームページにて、最新情報をご確認いただますようお願い申し上げます。
  • 発熱、咳等の症状があるなど体調のすぐれない場合にはご参加をお控えください。
  • 会場では飛沫防止対策、常時換気を行いますが、マスクの着用と会場入口にて手指の消毒をお願いいたします。長時間のマスク着用が難しいお子様はこまめな手指の消毒をさせて頂きます。

アクセス

電車 JR静岡駅北口より地下道を利用して徒歩3分
静岡鉄道新静岡駅より徒歩5分
新幹線 東京駅・名古屋駅から東海道新幹線ひかり号で約1時間
新大阪駅から東海道新幹線ひかり号で約2時間
自動車 東名静岡ICより約15分
※お車でお越しの際は、近隣の駐車場をご利用ください。
空路 富士山静岡空港より静鉄バス(静岡エアポートライナー)で約1時間

お問い合わせ

Daiichi-TV事業プロデュース部 054-283-8115
静岡市美術館 054-273-1515
https://shizubi.jp/exhibition/20210415_kew/210415_01.php

※ウェッジウッド《カメオ・ブローチ「シャーロット王妃」》20世紀 ジャスパーウェア(炻器) 個人蔵
Photo Michael Whiteway