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旅ドキ!春らんまん、桜づくしの旅
 TOP   桜を見る!  桜を味わう!?


今が旬!桜を味わう

桜えびのかき揚げ

いまさら言うまでもなく(!?)花より団子派の私。
心は早くも、今回のお目当ての”食べる桜“に向かっている。

そう、食べられる桜といえば、駿河湾名物「桜えび」!
日本では駿河湾にしか生息しておらず、世界的にも稀少な価値の海老だってことは、ご存知の方も多いでしょう。(最近の調査では、相模湾や東京湾にも確認されているようだが・・・水揚げされる桜えびは100%駿河湾産とのこと。)この桜えび、由比の特産だと思っている方が多いんですが、実はこちら蒲原も桜えびが有名なんです。(県内では、由比港、大井川港で水揚げされますが、由比港の漁船の内約半分は蒲原の漁師さんなのだそう。)

「海のルビー」と呼ばれることもある桜えび、新鮮な生の姿はその名に恥じないピンク色の輝き!見た目の美しさだけではなく、その栄養価はミネラル・マグネシウムを豊富に含み、カルシウムにいたってはなんと牛乳の7倍も含まれるんですって!

オジャマしたのは、蒲原御殿山からぶらぶら歩きで10分弱、県道396号(旧国道一号線)沿いでひときわ目をひく立派な建物の「よし川」さん。
コチラのお店、うなぎ屋さんの看板が出ているものの、知る人ぞ知る桜えび料理の名店なのだ。

県外から訪れるお客さんも多いというが、地元の人たちが集う店でもある。
一見、お高そうな雰囲気を漂わせつつも、一歩中に入れば、店内にはアットホームな空気が漂っている。

蒲原、よし川の桜えび料理

 

それも女将さん、吉川千鶴子さんのお人柄が反映されたお店だからなのだと、お邪魔してみて納得。
お料理が出された後は、カウンターの中に置いた椅子に座って、気さくにお客さんと会話をされている。
娘さんの静香さんは、女将の頼もしい片腕。
さりげなく空いた器を片付けるなど、細やかな気配りをしつつ、笑顔で会話に加わる。お二人との会話を目当てに訪れるお客さんも多そうだ。
お二人との会話が楽しいカウンター席のほかに、1階にはテーブル席や畳のお座席もある。法事や宴会などで使われることの多い2階は、ご高齢のお客様を考慮して畳にテーブル席も用意されている。
女将と静香さん、二人の女性が店を守っているだけに、女性ならではの配慮が行き届いているのもウレシイ。

おっと、会話に夢中になってお料理のことを忘れちゃダメダメ!
桜えびは秋と春の2回漁期があるのだが、まさに今が絶好の機会。春漁が解禁になったばかりなのだ!
ちなみにオジャマしたのは、3月28日。なんと前日の夜が解禁日。(取材のスケジュールとしては少々キビシイのだが、どうしても解禁したばかりの桜えびが食べたかった私。ご褒美があると思えばがんばれるお得な性格です、はい。笑)

念願かなったとれたてピッチピチの生の桜えびは、本当にキレイ!
透き通ったそのカラダは、うっすらピンクに染まって、キラキラ光っている。海の宝石の名にふさわしい。
まずは目で楽しんでからお口の中へ・・・トロリと甘い!
私、最近まで“えびアレルギー”だと思っていたので、食べたことがなかったのだけど、今回、こんなチャンスを逃したらもったいないと思いいただいてみた。(我ながらチャレンジャー!?)
あ〜、今まで損してた〜っ!!と地団駄踏みたいウマさである。

「生の桜えびと釜ゆでは、おしょうゆだけじゃなくて、お酢も少しかけて食べると良いですよ。」
女将さんのお言葉に半信半疑で、恐る恐るお酢をかけてもうひと口。
わ〜、確かにこの方が美味しい!
おしょうゆだけのときよりもしょっぱさが緩和されるからだろうか、スッキリした後味になる。
う〜、お酒が呑みたい!!

女将さんと静香さん 女将吉川千鶴子さん(右)と娘さんの静香さん。 お二人の笑顔に会いたくて
お店を訪れるお客さんも多いことだろう。よし川内観ジャズが流れる店内は、モダンな雰囲気。生の桜えびこの日の朝、初セリが行われたばかり!
ぴっちぴちの生の桜えび。
キラキラ輝いている!

 
桜えびづくし定食

桜えびづくし定食 2,100円
生、佃煮、釜揚げの桜えび3種盛りに、なんとかき揚げが2枚!
これに桜えびのたっぷり入ったおすまし、ごはんに香の物、デザートがつく。
まさに桜えび三昧の定食が2,100円って、これかなりお得!
生・釜揚げ・佃煮は、それぞれ味も風味も香りも違う。これが同じ桜えびなの!?って、たぶん驚くはず。
かき揚げ1枚をお土産に持ち帰る人も多いそうだが、納得のボリューム。(でもね、かき揚げが他で食べるのと全然違う軽さなのだ。だから、私はペロリと2枚食べられちゃいました。)

桜えびかき揚げ定食

桜えびかき揚げ定食 1,360円 
桜えびづくし定食よりも、ひとまわり、いやふた回りは大きいボリューム満点のかき揚げが2枚も!あまりの大きさに一瞬絶句。
衣が薄いので、直径17、8センチはあろうかという巨大なかき揚げのほとんどが桜えびというなんとも贅沢なかき揚げ。
それも生のものを揚げているから、サックサクなのに、口の中ではねそうなくらいジューシー。粒子が細かい沖縄の塩と天つゆでいただく。
私はだんぜん塩がオススメ!サックリ軽いのでいくらでも食べられてしまいそう。でも、天つゆに漬けてサクサクッがザクッとなるこっちの食感も捨てがたいなぁ。 ごはん、赤だし、小鉢に香の物付。

桜えびかき揚げ天丼

桜えびかき揚げ天丼 1,260円
これまたボリューム満点のかき揚げ天丼。
かき揚げ定食よりはひとまわり小さいが、十分大きなかき揚げがこれまた2枚!(こんなにふんだんに桜えびを食べて、バチが当たらないかしら・・・だんだん心配になってきた。)
甘じょっぱく濃厚なタレが、塩で食べるのとも、天つゆで食べるのともまた違う桜えびの魅力を引き出している。
香ばしさに箸が止まらなくなるはず!

駿河定食

駿河定食 3,360円
お刺身の盛り合わせ、桜えびのかき揚げ、うな重に肝吸いと、駿河の魅力がぜ〜んぶ詰まったような贅沢な定食がこれ。
「まるごと静岡の味覚を味わっていただけますよ。駿河の国の西から東まで全部ね。」と女将さん。
お刺身はその日によって変わるそうだが、地元で水揚げされるものにこだわっている。(この日は初セリされたばかりの桜えびが入っていた。ウレシイ!)
よし川さんは創業50年以上の老舗のうなぎ屋さん。甘めのたれが食欲をそそるうなぎの美味しさは言うまでもありません!


 
これまで正直言って、桜えびは由比の特産品だと思っていたし、蒲原の町は富士や沼津方面に向かうときに、ピューっと車で通り過ぎるだけの町だった。
でも今回、よし川さんでお話を伺って、蒲原の町にはまだまだ私が知らなかったいろいろな魅力があることを教えていただいた。そして、この町を支える親切で元気でパワフルな町の方々のことも。
「3月31日に蒲原町は静岡市に合併すると、この町は静岡市の“東の玄関口”。
いらっしゃる方、帰る方に静岡市が良い印象を残せるかはこの町にかかっているのよって、ハッパかけています(笑)。食べ物屋はお客様が集まっていただきやすい場所ですから、私は客寄せパンダでもいいと思っているんですよ。」
地元で生まれ地元をこよなく愛していることが、お話を伺っていると伝わってくる。

日本酒は、静岡の地酒が豊富に揃うし、焼酎は全国の珍しいものも多い。
「 接待に使っていただくことも多いんですよ。」
うんうん、そうだろうなぁ。
だって、地のものをこんなに美味しく、それもリーズナブルに食べさせてもらえて、しかも地酒や希少な焼酎まで飲めるとなれば、絶対に自信を持ってオススメできるもの。
私も、次は誰を連れてきてあげようかな。

おなじみさんだけじゃなく、初めて来たお客さんまでもが「また来るよ」そう声をかけて帰っていく姿がごく当然のことに思える。
プレミア焼酎がいっぱい!
よし川さんでは、一年中桜えび料理が楽しめる。
漁期ではない期間でも充分その魅力はたんのうできるが、やっぱり最高なのは漁に出ているこれからの季節。
今年の初セリは、上々だったと新聞にも載っていた。春漁は6月6日の朝までとのこと。
どうぞ、この機会を逃さないで!
まさに春らんまん、桜づくしの1日が過ごせるはずです。

ちなみに、ここ数年桜えび漁は、初日は天候不順で出漁できなかったそう。 ギリギリまで取材を待っていたのは、薄氷を踏むような行為だったのね・・・あぁ、私って運がいいなぁ。(つくづく楽天的な性格です。)

 
蒲原の味処 よし川

静岡市清水区蒲原3-5-18
TEL: 054−385−2524
営業時間:11:00〜21:00
定休日:月曜日(10名以上の場合、応相談)
http://unagi-yoshikawa.ameblo.jp/
蒲原の味処よし川
★お知らせ★
御殿山さくらまつり期間中は、よし川さんのある「ほていさん通り」が“占いストリート”に変身!
4月1日〜2日と8日に開催。15分2,000円、前売りチケット制。
詳細は「よし川」さんのブログでご確認を!
 

ピンクのじゅうたん!?

この季節、風物詩になっているのが、この風景→→→
この景色を新聞やテレビでご覧になったことがある方も多いのでは?

目の前に雄大な富士山を望む富士川の河川敷に、春と秋に現れるピンクのじゅうたん。
そう、 その正体は桜えびなんです。

大井川・由比の漁港に水揚げされた桜えびの一部は、蒲原の東の外れ、富士川河口の西側にある桜えび干し場にて天日干しされ、風味豊かな干し桜えびになるんだそう。
でも、この光景、いつでも見られるわけではないのでご注意を。
いくつかの条件が重ならないと見られません。
その条件とは・・・

富士山と桜えび
写真提供:旧蒲原町役場
その一、 前日に桜えびの漁があったこと。
( 土曜と祝休日の前日には漁がないので、日曜と祝休日は見られません。ご注意!)

その二、干す当日が晴天であること。
(干し桜えびは、太陽熱だけで乾燥させるため。)
ちなみに作業は、午前7時〜9時の間に黒い網の上に桜えびをまく作業を行い、午後2時には回収していくそう。
もしも見学に行くのなら、訪れる時間にもご注意くださいね。

「よし川」さんのブログにも、漁のスケジュール等、もっと詳しく掲載されています。

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この情報は静岡第一テレビ情報サイト " IMADOKI " 2006年3月現在のものです。



 

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