静岡県内で活躍するバイタリティー溢れる人たちに、体当たり取材を敢行している「聴きドキ!」今回は、今、子育て中のお母さんたちを中心に関心を集めている「食育」に関する講座を開いている料理研究家・続木和子さん(浜松市在住)に聴きます。
「Cell栄養研究所」って?
━━ずいぶんユニークな名前の料理教室ですが、どんな意味があるんですか?
Cellというのは、英語で細胞という意味なの。私達の体は、60兆個の細胞で出来ているけど日に日に入れ替わるのね。頭と体を良くするには、一つ一つの細胞が元気でいればいいわけ。そこから名前を思いついたの。
━━20年以上もの教員生活にピリオドを打って、料理教室を始めたきっかけは?
もう16年前のことなんだけど、長年悩んでいた息子の喘息が、食事を変えたら治ってね。なぜ食事で治ったのかを調べていたら、息子のためにと思っていた食事(卵・肉・牛乳中心)が間違っていたことに気付いて、それ以降、本格的に栄養学の勉強を始めたんです。そうしたら、人間が健康であるためにはビタミンやミネラルという栄養がとても重要ってことがわかってきたのね。ただ、日本ではまだこうした情報が無かったからあちこちに足を運んで情報収集しました。栄養学のセミナーがあるといえば東京にも出向き、アメリカの大学の通信教育で学んだりしたわ。でもねぇ、学べば学ぶほどこのままではいけない!と思うようになって・・・本当に健康になるために必要なものを多くの人に知ってもらいたいと自宅で教室を開くことにしたんです。もともと料理は好きだったこともあって、自分なりに研究して、知人に教え始めたんです。
━━著書を拝見しますと、研究内容も多岐に渡っていらっしゃいますね。
ええ、1つは子供の成績、性格をよくしようということ。それから生理不順や不妊症など若い女性の生理に関する悩みを解消しようということ。そして、将来的に3人に1人はなると言われている糖尿病患者に対する料理。この3つが主な研究テーマです。
▲PageTop▲
子供の性格はお母さんの手料理で変えられる!
━━子育て中の私にとって、最も気になるのはやはり「子供の性格」についてですが、ずばり、料理で変えられるんですか?
最近、授業中に騒いだり、落ち着いて座っていられない子供が多いでしょう。私はね、あれは、子供たちの食事が悪いのが一因だと考えているの。これは持論だけど、お母さん方が作る食事を変えたら、子供の成績、性格は絶対良くなると思うのね。私は今の一番の問題は、小さい子を持つ若いお母さんが食事を作らないことだと思っているの。これはお母さんが悪いのではなくて、お母さんの育った時代や環境が良くないのね。今は飽食の時代でしょ。何でも手に入りすぎるから・・・。だからこそ、そうした世代が自覚して知識を持って、食べ物を選んでいくことが大事だと思うわ。
━━うーん。胸がいたい・・・あの・・・実践例ってあるんですか?
あるわよ。例えば、それまでは仕事が忙しいからと惣菜を買ってきてばかりいたお母さんが、ちょっと手をかけておかずを作るようにしたら、長女の生理痛がなくなり、長男の成績が上がり、お父さんのコレステロールが下がって、お母さん本人が怒らなくなったとかね。うん、いっぱいありますよ。まあ、私が言いたいのはね。何がきっかけであれ『家族全員の食事を変えて皆で元気に過ごしましましょう』ということ。手抜きでいいから、買った物でなく、美味しく栄養のある食事をみなさんに教えて、家族全員が元気に過ごせる環境を作りたいのね。
━━ 中でもとりわけ「食育」について、重視されているようですが・・・。
「食育」とは文字通り「食べることに関する教育」ですね。これまで学校では、交通指導や性教育などは行ってきましたが、今は、食事の指導もしなければならないほど子供たちの心や体に深刻な問題が起きているということなんですね。食べ物は即座に心と体に影響してきます。学校に講演依頼があって出かけて感じたことがあるの。それは、子供たちに食育の重要性を説いたとしても、ご飯を作るのは子供でなく、お母さん達なので、そのお母さん達に食べ物の重要性を教えていきたい!!ってこと。だから今「食育」なのよ。
━━ これから、やってみたいことを教えてください。
お母さん達に食の大切さを伝えていき、家族が元気に、そして皆が元気になってもらいたい!と思っています。だから、私、今は浜松と東京でクラスを持っていますが、将来は日本中に開きたいと思っています。(笑)
━━ 是非「食育」の輪を、もっともっと広げていってくださいね。
▲PageTop▲
簡単にできるお料理を教えて下さい!!
インタビュー終了後、続木さんに、忙しい人にもチョー簡単!美味しい料理を教えてもらう事が出来ました。皆さんも参考にしてみてくださいね。(私もさっそく・・)
▲PageTop▲
取材を終えて
むむむ・・・。分かってはいるのだが、料理を完璧にはできない。しかし、続木さんの話を聞いて、会社帰りに買って帰るお惣菜の量は確実に減った。
だって、かわいい息子(一歳十ヶ月)が可愛くない性格になったら嫌だもの。それにしても、普通の料理教室と違って、「栄養学を基に教える」というだけあってまず、料理を先生と一緒に作り試食した後に、白板を使いながら、栄養素の勉強をする点が面白いと思った。20年以上の教職の経験が生きている!!今回の食材はどう体にいいのか?を考えながら料理するとまた違った楽しさが感じられる。ああ、続木さん、できれば静岡県内各地で教室を開いてください!!きっと話を聞いてみたい人が大勢いると思うから・・・。
▲PageTop▲
|