白形知津江さん
1972年生まれ
女子栄養大学卒業後、スキー選手→モデル→雑誌ライターなどを経て26歳で広告会社の営業ウーマンに。営業の世界で朝も夜もなく働いていたが、結婚を機に退社後、静岡に。夫と愛娘(11ヶ月)との3人暮らし

━━━インターネットショップ「メールdeギフト」開店、おめでとうございます。子育てのかたわら、ご自宅で、コツコツと準備されてきたそうですね。
おかげさまで、11月11日に無事OPENしたのですが、ここのところずっと3時起きで(笑)正直『何とかなった』って感じです。ページデザインなどは、私自身が手がけたので、行き届かない点もあるかなとは思いますが、徐々に、満足いく形にしていきたいなと思っています。
━━━相手のメールアドレスさえわかれば、メール送信の際にギフトが添付できて、メールを受け取った相手は、ギフトの受け取り場所や時間を指定し、数日後、そこに届くという仕組み・・・これまで、ありそうでなかったというか、忙しい人には、かなり嬉しいサービスだと思います。

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愛娘のももちゃんはまもなく1歳!
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ギフトは、静岡の名店スィーツから日本・世界のお茶、雑貨など100種類から選べます
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元々のアイディアは、広告会社に勤めていた時に浮かびました。毎日がとても忙しくて、友人の誕生日プレゼントを買いに行こうにも、仕事が終わる頃にはお店は閉まっているし、ネットショップで適当なものを探した所で、住所がわからない!!なんてことが多かったり・・・、他にもお付き合いの翌日、御礼メールだけではちょっと物足りなさを感じる場面も多かったんですよね。そんな時、メールで気軽にギフトが贈れたらいいのになぁと思ってました。自分で言うのもなんですが、忙しくて時間のない人には、本当に便利に使っていただけると思います。お仕事を頑張っている女性にも・・・。
━━━実際に「あったらいいな」を形にするまでにおよそ5年、その間、退社・結婚・出産を経験されてますよね。
忙しい毎日から一転、専業主婦として子育てに専念していたわけですが、まだ子供が小さい、いわゆる「ねんね」の時って、思うようには外出できないし、出産祝いのお返しを準備したくても、ネットで検索するくらいしか手がなくて・・・ふと「あのシステムが欲しいなぁ」とあらためて思ったんです。それと、もう1つ、子供との関わりについては、人それぞれ考えも違うと思うんですが、私は子供と出来るだけ一緒にいたいという気持ちがあるので、在宅で仕事が出来たら、こんなにいいことはないと思っていたんですね。

━━━今こそ、立ち上がるベストタイミング!!ってわけですね。
そうですよねぇ(笑)確かに気持ちは強かったですけど、形にするにはかなりハードルは高かったです。先ず、今年6月に、アイディアを企画書にして、起業支援をしているSOHO@しずおかの小出マネージャーを訪ねたんです。小出さんも、親身に相談にのって下さって、ソフト開発を手がけてくださる方を紹介してくださいました。ただ、これが非常に複雑なプログラムで・・・開発には、かなりの資金が必要ということになって、立ち止まってしまったんです。
━━━動きだすきっかけは、何だったんですか?
主人の一言です。「やってみれば?やればすっきりするんでしょ」ってね。毎日、どうしよあうかなぁと堂々巡りをしている私の姿を見て気になっていたんでしょうね。この一言で「やろう」と思いました。そう、今、やらなければ、ずーっとこうしてくすぶり続けてしまうはず・・・だったら、前に進もうってね。
幸い、システム開発の方も私の立場をよくわかってくださっていて、開発費も可能な限り抑えることが出来ました。ただ、ページのデザイン費までは捻出できなかったので、デザインは自分でやることにしたんです。市販の「HP作成ソフト」を購入してきたのが8月。説明書を繰り返し読みながら、毎朝、PCとにらめっこです。8月中かかっても1ページも作成できなかった時には、ホント絶望的でしたね。

━━━子育てしながら・・・ですよね。その行動力と突き進む力に圧倒されるばかりですが、途中、へこむことはなかったですか?続けられた要因は?
リビングの一角が仕事場です |
11月には、ネットショップをOPENするんだって、最初に決めたんです。ずるずるやっていても駄目だから、いつまでに達成すべきかと目標をはっきり決めて、逆算してやるべきことを一つ一つ確認しながら、スケジュールを組みました。そうすると、ギフトを依頼する協力店の選定や、交渉など、やらなくてはいけないことは山のようにあるわけで・・・。期間限定で集中的にやりましたね。
━━━私の経験では、たとえ期限を設定しても、なかなか思うように運ばないことがあまりに多いのですが(苦笑)、白形さんは、どこでその「技」を身につけたんでしょう?
スキー選手時代でしょうか。とにかく師匠が厳しい人で、「本気で日本一になりたいなら、いつなるのか、そのために今は何が必要なのか、何が足りないのか、何をやるべきなのか、考えなさい」と常に言われ続けていました。結局、怪我をきっかけにスキーの世界からは離れたんですが、この時の教えは、広告会社の営業時代も、そして今も残っていますね。もう、身体に染み付いているって感じです。

人気の高いギフトの1つ・静岡市清水区興津の「ラ・ローザンヌ」の生チョコ |

仕事で関わって以来惚れ込んでいるヨロン島(鹿児島)の言葉「尊尊我無」=トートゥガナシ(ありがとうの意味) |
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━━━たった3ヶ月という短い準備期間で、自分が欲しいと思っていた「ネットショップ」をOPENさせました。今後はどんな風に展開していきたいと考えていますか?
とにかく、もっともっと『いいもの』にしていきたいです。デザイン面など満足しきれない所は一杯ありますしね。来春には「メールdeギフト」を法人化して、夏までには、携帯電話からもアクセスできるようにしたいです。営業活動にも力を入れて生きたいですね。
━━━起業で、ほっと一息ついている暇はなさそうですね。
私は、社会と繋がりながら、走っていることが好きなんです。子育て中はとかく社会から疎遠になりがちですが、私は、それはいやだった。子供との時間は大切にしながらも、自分が出来ることを常に持ち、そのために努力していたいんですね。
でもね、こうして走り続けられるのはやっぱり、パートナーである主人の存在が大きいなと感謝しています。励ましてくれるのは勿論、力になりますが、私が忙しさのあまり自分を見失いそうな時には、きちんと正してくれるので、続けられるんだと思います。主人の協力があってこその「今」だし、「これから」があるということは、常に忘れずにいたいですね。


取材中は、ご主人が娘さんを連れてお散歩に・・・。お互いを尊重しあう素敵なカップルだと感じ、反省!?しました。起業の経緯を目を輝かせながら話してくださる白形さん。娘さんの帰宅を満面の笑顔で迎え、身体全体で抱きしめる様子は「ワーキングマザーの鏡!!」これからも、益々の活躍を期待します。(くれぐれも身体には気をつけて)
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