堂ヶ島から松崎方面に向かう途中、国道136号線沿いにある手作り飴のお店「菊水」さん。ここは、小さなころから我が家の西伊豆旅行の定番。
祖父がこちらの飴が大好きで、西伊豆へドライブに行くときには必ず寄ってお土産に求めたものだ。
名物のらっきょう飴やかつお節に似せたニッキ飴など、その種類はとっても豊富。
今も昔ながらの製法でひと粒ひと粒丁寧に作られており、地元の方にも観光客にも喜ばれている。
形も大きさもバラバラな飴は、口に入れた時の歯触りがとても優しい。
これも手作りだからこそなのだろうか。
お土産には5種類の飴が少しずつひと袋になった五色飴がオススメ。好みの飴を見つけて、次回訪れた時にはその飴を大きな袋で求めてもいいだろう。
オジャマする度に、飴の種類が増えているような気がしたので出迎えてくれたお店の荻田真理子さんに伺ってみると、
「こういう飴が作れない?ってお客様やお得意様に聞かれると、断ることができないでしょ。それにあれこれ考えて、試しながら作るのもとても楽しいし。勉強もさせてもらってね、ありがたいことですよ。」
のれんや老舗の看板に甘んじることなく、創意工夫を重ねた新作の飴がこれからも続々と生まれそうだから、またお店を訪れるのが楽しみだ。西伊豆の夕日を表現した飴や、夫婦岩として地元に知られる田子島を表現した飴など、私が訪れた日にも試行錯誤を繰り返していらっしゃった。この記事がUPされる頃には、完成した飴がお店に並んでいるかもしれない。最近の新作のひとつが、飴ではなくて焼き菓子。
今回久しぶりにオジャマしたら、マドレーヌとパウンドケーキがたくさん並ぶ飴の隣に置かれたカゴの中に並んでいた。
飴屋さんのマドレーヌになんとなく心惹かれるものがあり、その時は1つずつ買って帰ったのだが、家で食べてその美味しさにビックリ!!
ふわっとやわらかく、それでいてしっとりとした食感。
口に含んだ時のバターの風味の豊かなこと…。
甘さ控えめの洗練された最近の洋菓子とは違い、甘いんだけど、どこかとても懐かしいお味。
そう、小さなころに母がおやつに作ってくれたあの頃のマドレーヌだ。
このマドレーヌはかれこれ40年前に、お菓子の修行を終えたお兄さんが妹の真理子さんのために作ってくれたもの。
その時の味を忠実に再現したんだそう。
「この世にこんなうまいものがあったなんて!!」
その時に感じた天まで登れそうな喜びをおすそわけしたくって…と真理子さん。「思い出のマドレーヌ」。
ひと口ほおばると、懐かしく優しく甘い思い出が、食べた人の心にもよみがえってくるはずだ。
私も亡き母のいろんな優しい表情が心によみがえって、美味しさ以上に心に残るものがあった。
「誰かに食べさせてあげたい!」
そんな風に、心から思える味に出会えた幸せに感謝。
飴元 菊水賀茂郡西伊豆町仁科802-4
TEL/0558-52-0044
営業時間/9:00~18:00
不定休
五色飴 500円 各種あめ 1袋350円~
思い出のマドレーヌ 200円 ほか








