西伊豆は、ガラスの原料となる珪石の産地として、日本のガラス文化を支えていたということをご存じだろうか?最盛期には、国内板ガラスのなんと約9割が西伊豆の珪石から作られていたのだそう。
そんな日本のガラス生産を支えた地に、平成9年にオープンしたのがこちら「黄金崎クリスタルパーク」。
現代ガラス専門の美術館で、国内外の優れたガラス作品が展示されている。
芸術的な作品を美術館として楽しめるのはもちろんだが、こちらの施設を訪れる観光客に人気なのが、体験工房。
ステンドグラス、バーナーワーク、フュージングなど様々なガラス工芸を気軽に体験できると評判だ。
オススメのサンドブラストに、IMADOKIスタッフが初挑戦してみた。
(これまでステンドグラス、バーナーワーク、吹きガラスは体験済み。私、ガラス工芸って好きなんです。)
その工程は、とっても簡単。
好きなガラス生地に特殊な絵の具で絵を描いた後、砂を吹き付け、絵の模様をガラスにつける。絵を描いた部分はマスキングされるので透明に、砂を吹き付けた部分は曇りガラスに仕上がるというもの。
…と、こんな風に書いてしまうと「簡単すぎてつまらない」なんて思うなかれ!
ガラス生地に何色を選ぶかで、しばし悩み、イラストの見本がたくさんある中でまた悩む…。
イラストを描くのが得意な人だったら、好きな絵を描いても良いのだそう。
あぁ、絵ゴコロのない自分がつくづく悔やまれるぅ…。
秋の旅の記念だからコスモスにしようと思ったものの、たくさんあるイラストの中には見つけられず、ましてや自分では描くこともできず、選んだ青色のガラスに清楚な雰囲気が似合いそうだからと、スズランのイラストを選んでみた。
イラストをコップの内側にずれないように貼りつけて、特殊な赤い絵の具で絵をなぞっていくのだが…始めは緊張して、筆が震えてしまう。でも、そのうちコツをつかめたのかなぞるスピードも徐々にスピードアップ!
乾かないうちに触ると、絵の具がにじんでしまうので、時々紫外線にあてて絵の具を乾かすのをお忘れなく。
乾くと、絵の具はゴムのように固まるのだ。
スイスイ描き進んでいくうちに、調子に乗りすぎ、肝心のスズランの可憐な花の部分で絵の具がベタッ!
こすれば書き直しもできるけど、「これも味だから」と作業を続けること20分くらい。
ひとり旅の私は黙々と作業をしていたが、周りはカップルや親子連れのお客様。相手の作品を見ながら和気あいあい楽しんでいたり、黙々とそれぞれの作業に没頭していたりと、みなさんそれぞれのスタイルで楽しんでいる様子。
もちろん、分らないことがあれば「はい!」と手をあげれば、先生が飛んできてくれてアドバイスをしてくれるので安心だ。
絵を描き終えたら、今度は席を移動して砂を吹き付ける工程に進む。
機械の中に両手だけをいれて、砂を吹き付けていくのだが、どこまで砂を吹き付けるかで作品の雰囲気が全然変わっていくのだ。私は、青いガラスの風合いを活かしたくて、絵の周りだけにしてみた。
ゴムのように固まった絵の具部分をはがせば、作品は完成!!
何色のガラスを選ぶか、どんなイラストを、どこに、どんな風に入れるか、砂をどこまで吹き付けるか…それによって、全然違う作品に仕上がっていくのだから、もうこれは絶対に世界に一つだけのオリジナル作品。
フリーハンドで日付やイニシャルを入れれば、旅の思い出にも、もってこいだ。イラストは何ヶ所入れてもお値段は一緒。
時間制限もないので、時間が許す限りゆっくりと慎重に作業を楽しんでいって良いそうで、これまた、うれしい。
行楽の秋は芸術の秋でもある。ぜひぜひ、体験してほしい。
黄金崎クリスタルパーク賀茂郡西伊豆町宇久須2204-3
TEL/0558-55-1515
開館時間/9:00~17:00
(ミュージアムは閉館30分前まで、体験は1時間前まで)
年中無休
http://www.kuripa.co.jp/
★美術館入館料
大人(高校生以上) 800円
こども(小・中学生) 400円
★体験料
1人1,050円+ガラス生地(材料)代 315円~
大人(高校生以上) 800円
こども(小・中学生) 400円
★体験料
1人1,050円+ガラス生地(材料)代 315円~








